7月末までオマールフェアを開催しています。
今回のテーマは「ワインとのマリアージュ」です。
前菜と魚料理のいずれかで、オマール海老の料理をご用意する予定です。
まずは前菜についてご紹介。
前菜では一般的に、シャンパーニュなどの泡ものや、白ワインといった具合に進んで行きますが、オマールフェアでの前菜では、しっかりと存在感ある味わいのオマール海老にプラム(すもも)を合わせ、フルーツならではの柔らかな酸味と共に、ワインとのマリアージュをお楽しみいただきたいと思っています。
よく「酸味で料理の輪郭を作る」といいますが、私も料理の中で酸味を大切にしています。全ての料理に様々な角度から酸味を加えて料理を構成している有名なフランス人シェフがいるほど。
私のこだわりは、その酸味もビネガーのようなツーンとした酸味でなく、フルーツなどから出るナチュラルな酸味を大切にしたいので、私がおつくりするほとんどの前菜にはフルーツが入っています。
去年のオマールフェアではパッションフルーツを使った料理をお出ししましたが、今年は違った味わいをお楽しみください。
続いて魚料理のテーマについてご紹介。
コースで魚料理になると、ブルゴーニュの赤や、少し厚みのある白ワインを飲まれる方が多いかと存じます。
そこで今回のオマールフェアでは、よりワインを飲まれるタイミングや相性に寄せて、バターやクリームを使った少しどっしりとしたソースと合わせてお出ししようと思っています。
前菜と魚料理。
この2種類のコンセプトの違うオマール海老の使い方で味わっていただければ幸いです。
ご来店をお待ち申し上げております。
※オマール海老の料理は、ランチ・ディナー共に7,000円以上のコースをご注文の方にご提供しております。
ルシュバリエ シェフ 上揚 圭